最終更新日時:2022-04-22 (金) 15:24:04

関連ページ:| ストーリー一覧 | 異界の虹 | 前(第三節) | 次(第五節) |




ストーリー Edit

 
バックスビル
コラボ4 000025.png
コラボ4 000028.png
フローリー
「通報はしませんので、心配しなくても大丈夫ですよ。皆さんが言う異世界に少し興味が湧いてきて、調査に協力してほしいだけです」
月ノ美兎
「そんなこと言われても…わ、わたくしたちは騙されませんから」
フローリー
「会社のせいで皆さんが色々と苦労されているのは分かっているつもりです。なので、そんなに身構えなくても…わたしだって、鬼じゃありませんよ」
コラボ4 000051.png
フローリー
「先ほど聞いた話だと、皆さんは異世界の住人で、それもワームホールを通じて来た。で合ってますね?」
月ノ美兎
「そう!いきなり吸われたあれって、ワームホールというんですね」
フローリー
「では、より詳しいお話を伺いたいので、一度わたしについてきていただけますか?」
月ノ美兎
「あなたについてって、どうなるんですか?」
フローリー
「あら、残念。なかなか信用してもらえないようですね。元の世界に帰りたいんじゃなかったんですか?」
樋口楓
「方法はあるってことよな?」
フローリー
「遅ればせながら、自己紹介しますね。わたしはバックス社の非常勤顧問、そしてナノライフ社で特別研究員をしております、フローリーと申します」
椎名唯華
「研究員?あたしたちを騙して、実験室に閉じ込めようとしているんじゃ…?」
フローリー
「ふふ、愉快な妄想ですね。来るかどうかは皆さん次第です」
コラボ4 000138.png
フローリー
「まあ、いい質問ですが、詳細はお答えできません。過去に対する償い…と思っていただければ」
静凛
「もしかしたらこの人、信用していいかもしれないよ」
月ノ美兎
「凛先輩まで…でも、機械兵たちに連行されるより何倍もマシかもしれないですね。これ以上状況が悪くなることはないでしょうし…」
ナノライフ社実験室
フローリー
「ここは私の友人が受け持つ実験室です。今から皆さんの全身検査を行います」
月ノ美兎
「全身検査?…って、やっぱり怪しい実験じゃないですかぁ!」
フローリー
「どれも一般的な検査項目なので、心配しなくても大丈夫ですよ。健康診断みたいなものです。皆さん、散々お疲れでしょうから」
静凛
「あの宇宙カプセルみたいのに入ればいいんだね」
フローリー
「ええ、皆さんの各生体データの測定と…」
コラボ4 000225.png
静凛
「実験室で停電が起きるなんて、マズイのでは?」
フローリー
「ええ、通常であれば予備電源が作動するはず。誰かが電力供給システムを破壊した可能性があります。とりあえず、わたしの手持ち端末で、いま明かりを点けますね」
樋口楓
「あの…実は停電する直前、ふっと人影が見えて、すぐ外へ逃げて行ったんやけど」
月ノ美兎
「もー、楓ちゃん。そういうことは早く言ってください!」
フローリー
「電力の復旧はこちらで何とかします。代わりに、犯人の追跡を皆さんに頼んでもいいですか?」
月ノ美兎
「ふふ、では検査していただくお礼ということにしましょうか」
樋口楓
「そうと決まれば、出発や1」
フローリー
「そうそう、車のキーも渡しておきましょう。必要があれば使ってください」
バックス城。市街地
コラボ4 000310.png
椎名唯華
「あの人、車に乗ったけど、どうします?」
月ノ美兎
「わたくしたちも車で追いましょう!せっかくフローリーさんがキーを貸してくださったんですから」
椎名唯華
「あたしたちの中に、運転できる人いたかな?」
静凛
「運転なら私に任せなさい。さぁ、みんな乗って!」
月ノ美兎
「さすが凛先輩。わーっ、速い速い、あと少しです!そういえば、いつ車の免許を取ったんですか?」
静凛
「そんなの、ゲームをやってればできるでしょう?」
椎名唯華
「あたし、降ります!」
静凛
「手遅れよ。もう高速道路に入ったし」
月ノ美兎
「先輩、ブレーキブレーキ!この先、塞がってますよ!」
樋口楓
「と、止まった…。ふー、死ぬかと思った!でも何があったんや?」
静凛
「あいつ、こっちを振り切ろうとして、わざと玉突き事故を引き起こしたみたい」
月ノ美兎
「おかげで命が助かったかも…ある意味ね」
樋口楓
「でも、どうすんの?いつまでもここで道草食ってちゃあかんやろ」
月ノ美兎
「しばらく道路が復旧しそうにないので、降りて様子見ましょうか」
住民A
「…ん?あの子たち、どっかで見たよな」
住民B
「あれよ、最近よくテレビに出るアイドルグループの子たちじゃない?」
住民A
「ああ、本当だ。確か「レインボーガールズ」だっけ?結構人気あるよな」
住民B
「あたし、写真撮っちゃった!ネットに上げたら、みんな評価してくれるかな?」
月ノ美兎
「あれ?わたくしたち、正体バレてません?」
樋口楓
「え、もう?まだまだ注目度が足りてないって、麗那ちゃん、言うてたやん?」
月ノ美兎
「もしかして麗那ちゃんの基準って、わたくしたちとは天と地の差が…」
静凛
「二人が無駄口叩いている間も、めっちゃ撮られてるんだけど」
椎名唯華
「まずいですよ。会社にバレたら、即クビなんじゃ…どうしましょう?」
樋口楓
「このままじゃ囲まれるだけよ。早く逃げよう!」
月ノ美兎
「ま、待ってください、置いていかないでぇ!」

コメントフォーム Edit

+

クリックで過去ログ一覧を開く


コメントはありません。 コメント/異界の虹_第四節?

お名前: Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White
+

←板を利用する前にルールを必ずお読みください。


関連ページ:| ストーリー一覧 | 異界の虹 | 前(第三節) | 次(第五節) |




トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2022-04-22 (金) 15:24:04